Darts ダーツ

ダーツとは

ダーツとは

直径39.4cmの円形の的に、一定の距離からダーツを投げ、ヒットし得られた得点により優劣を競う射的競技であり、運動量もあまり多くないため、年齢や性別など関係なく手軽に、一緒に楽しめる競技です。
主なゲームとして「01(ゼロワン)」「カウントアップ」「クリケット」などがあり、金属製の矢先(スティールティップ)をつけた矢を投げる「ハードダーツ」と、プラスティック製の穴(ビット)が開いている的に対し、プラスティック製の矢先(ティップ)を投げる「ソフトダーツ」の2種類が普及しています。
ダーツの起源は今から500年以上も前、14世紀頃にまでさかのぼります。当時のイギリス軍兵士達が、酒場でワインの樽を的にして矢を射り、腕を競い合ったのが、ダーツの起源といわれています。
また、ダーツは、礼儀を重んじるスポーツでもあり、試合前後には、握手をして挨拶したり、プレイヤーの視界に入らないようにする、投げている最中に騒がないなど、様々なマナーがあります。

ソフトダーツの基本的なルール

ソフトダーツの基本的なルール

ダーツの得点はダーツがボードのどこにヒットするかで決まります。ボードの外周にある数字が得点の基本となり、ダーツボードの中心から広がる扇形のエリアにヒットするとその得点の1~3倍の得点が得られます。
倍率は扇形のエリアどこにヒットするかで決まり、シングルエリアであればその得点の1倍、一番外側のダブルリングエリアであればその得点の2倍、その内側のトリプルリングであれば3倍の得点を得ることができます。

01(ゼロワン)

ダーツの試合でも必ずといっていいほど使われているメジャーなゲームです。
全員同じ持ち点(301、501、701、901、1101、1501)を持ってスタートし、ヒットさせた得点分、持ち点から減らしていきます。最終的に先に持ち点をピッタリ「0」にしたプレイヤーの勝利です。
残り点数を上回る(「0」をオーバーする)得点を取ると「BURST(バースト)」となり、次ラウンドでバースト前の得点からやり直すことになります。
初心者の方は「301」スタートがおすすめですが、「701」が一般的には多いです。

勝利の条件

持ち点を先にピッタリ「0」にしたプレイヤーの勝ち。

カウントアップ

初心者でも楽しめること間違いない、ダーツの中で最もシンプルなゲームです。
全プレイヤーが持ち点「0」からスタートし、得点を加算していくゲームです。1ラウンド3本ずつダーツを投げていき、8ラウンド終了時の合計得点を競います。カウントアップの得点で自分のダーツのレベルも把握することができます。初心者の方なら400点前後、世界で活躍するプロプレイヤーになると1000点を取ることができるといわれています。

勝利の条件

持ち点0からスタートし、1ラウンド3本投げ、計8ラウンドの合計得点が高いプレイヤーが勝利。

クリケット

「15」「16」「17」「18」「19」「20」「ブル」の数字(得点)を使ったゲームで、それ以外のエリアに入っても得点になりません。
上記のうち同じ数字(得点)を3回ヒット(トリプルリングなら1回)すると「オープン」となり、点数が加算される状態となります。4本目以降、その数字にヒットさせることで得点が加算されます。また、自分が「オープン」したエリアを相手が3回ヒットさせると、そのエリアは点数の入らない無効エリアとなり、これを「クローズ」といいます。

勝利の条件

全15ラウンドもしくは20ラウンド終了時に得点の高いプレイヤーもしくは、全ラウンド終了前に全ての数字にヒットし、対戦者より点数を上回った時点で勝利。

ダーツのマナー

  1. ダーツはダーツボード以外に投げてはいけない。
  2. ダーツを人に渡すときは、必ずポイント部分(矢の先端部分)を手前にした状態で渡すこと。
  3. プレー中、ダーツボードと投げている人の間を横切ってはいけない。
  4. ダーツを投げている人の視界に入ってはいけない(ただし、スコアラー、コーラー及びスコアキーパーはこの限りではない)
  5. ダーツボードからダーツを抜くとき、1本1本優しく抜く。
  6. 相手がダーツを抜き終わって、スローイングラインに戻ってくるまで、構えてはいけない。
  7. 右利きの人は右足、左利きの人は左足を前方にスタンスする。
  8. ダーツのポイント(矢の先端部分)を後方に向けたり、アンダースローで投げてはいけない。
  9. 1台のダーツボードにつき、一人ずつ順番に投げなくてはならない。
  10. 試合前後は「お願いします」「ありがとうございまいした」と握手といった礼儀を忘れないこと。
  11. 試合中、対戦相手に断らずに席を外してはいけない。
  12. スコアキーパーにも礼を尽くすこと。

試合中のマナー

相手が投げている最中に騒がない

投げる度に野次を飛ばすのはもちろんマナー違反ですが、1.2投目の「ナイスダーツ」などのかけ声も集中力を散らすため、応援は3投目以降にすること。

相手の視界に入らない

投げようとしている相手の前に立って顔見つめるなどは野次を飛ばす以上に失礼なことです。

投げやりな態度をとらない

自らの調子が悪くても真面目に試合を続けましょう。やる気をなくして投げやりになるのは相手に失礼であるばかりか、益々落ち込む原因となります。

リードしても浮かれない

反対に自分がリードした場合にも不必要に騒がないようにしましょう。特に相手を見下したような態度はもってのほかです。

まぎらわしい投げ方をしない

スローイングの体勢から、相手のペースを崩すために何度も途中でやめたり、わざと遅く投げるのもマナー違反です。また、相手のペースが遅いからと早く投げるように急かすのもマナー違反です。

他人のダーツを無断で使用しないこと

プレーヤーが自分の道具を大切にするのは当然です。もし他人の持っているダーツを投げてみたいと思ったら丁重に頼んでみましょう。